「リマインド」の言い換え
「リマインド」は remind の借用で、相手が忘れているという前提を語のなかに含みます。さらに、期日の前に送る予告として使う人と、期日を過ぎた後の催促として使う人が混在しているため、受け取った側は自分が遅れているのかどうかを文面から判断できません。「リマインドさせていただきます」という形になると、思い出させる主体が自分になり、相手の記憶を管理する立場に立った響きも加わります。
場面で選ぶ言い換え 7選
| 言い換え | 相手・場面 | ニュアンスと使いどころ |
|---|---|---|
| 事前のご連絡 標準 | 社内・取引先 | 期日の前に置く声かけであることを語で示す。遅れている話ではないと最初に伝わる 避ける場面:期日を過ぎた後。事前ではなくなり、事実と食い違う |
| 期日が近づいてまいりましたので 改まった場面 | 取引先・顧客 | 誰の落ち度でもない事実を理由にする。全員へ一斉に送る案内に収まる 避ける場面:特定の一人だけ遅れているとき。全体向けの文面で個別の遅れは動かない |
| 前日のご確認 標準 | 社内 | いつ送るかを名前に入れる。定例化すると、送る側も受け取る側も期待値がそろう 避ける場面:準備に数日かかる作業。前日では間に合わない |
| お知らせの再送 標準 | 社内・取引先 | 同じ内容をもう一度送るだけだと明示する。新しい情報を探させない 避ける場面:内容に変更があるとき。変更点が見落とされる |
| リマインダー くだけた場面 | 社内 | カレンダーや課題管理ツールの機能名として使う。人の行為ではなく仕組みを指す 避ける場面:社外文書。機能名なのか行為なのかが読み手に伝わらない |
| 念押し くだけた場面 | 社内 | 口頭でのひと声。会議の終わりや立ち話で期日を確かめ直すときに 避ける場面:文書に残す連絡。相手を疑っている印象が文字になって残る |
| 期日と提出物だけを再掲する 標準 | 社内・取引先 | 前置きを置かず、いつまでに何を、の2点だけを書く。読み手が3秒で判断できる 避ける場面:相手が事情を抱えている可能性があるとき。事務的すぎて相談しにくくなる |
そのまま使えるメール例文
取引先へ、提出期日の3日前に事前連絡を送る
株式会社サンプル商事
田中様
お世話になっております。サンプル工業の山田です。
来週の合同レビューに向けた事前のご連絡です。
御社にご準備をお願いしております稼働実績の集計データについて、
提出期日を9月12日(金)17時とご案内しております。
あと3営業日となりましたので、進み具合をお知らせいただければ幸いです。
形式は前回と同じCSVで、対象期間は6月から8月の3か月分です。
集計範囲にご不明な点がございましたら、本日中にご連絡ください。
顧客へ、申込期限が近いことを一斉に案内する
お客様各位
平素より弊社サービスをご利用いただき、誠にありがとうございます。
年間プランへの切り替えキャンペーンについてのご案内です。
お申し込みの期日が近づいてまいりましたので、あらためてお知らせいたします。
受付は9月30日(火)23時59分をもって終了いたします。
期間中にお切り替えいただくと、月額プランと比べて年間で2か月分が割引となります。
現在のご契約は10月1日に自動更新されますので、
切り替えをご検討の場合は9月中にお手続きをお願いいたします。
お手続きは管理画面の「ご契約内容」から行えます。
社内へ、会議の前日に確認を送る
プロジェクト関係者各位
お疲れさまです。事務局の山田です。
明日9月18日(木)の中間レビューについて、前日のご確認です。
時間は14時から16時、場所は本社7階の大会議室です。
各チームの発表資料は、本日18時までに共有フォルダ「0918_review」へ格納をお願いします。
発表は1チーム10分、質疑5分の持ち時間です。
投影用のPCは事務局で用意しますので、当日のご持参は不要です。
社内へ、前置きを置かず期日と提出物だけを再掲する
営業部各位
お疲れさまです。管理部の山田です。
来年度の予算申請について、期日と提出物を再掲いたします。
1. 来年度の売上計画(様式A)……9月26日(金)17時まで
2. 100万円以上の投資案件(様式B)……9月26日(金)17時まで
3. 増員のご要望(自由様式)……10月3日(金)17時まで
様式は共有フォルダの「予算_2027」に格納しております。
すでにご提出済みの方は、本メールへの対応は不要です。
使わないほうがよい言い換え
置き換えれば丁寧になるとは限りません。次の表現は実際に誤用として指摘されることが多いものです。
リマインドさせていただきます
思い出させる主体が自分になるため、相手の記憶を管理する立場に立った形になります。加えて「させていただく」は、本来は相手の許可を受けて行う場合の言い方なので、自分が勝手に送る連絡には噛み合いません。「〇〇の件、事前のご連絡です」と用件から始めれば、この問題は起きません。
リマインドです(本文が一行だけ)
何の期日なのか、いつまでなのかが書かれていないため、受け取った側は過去のメールを遡ることになります。前の依頼を探させる連絡は、探す手間そのものが理由で放置されます。日付・提出物・提出先の3点は毎回書き直してください。
リマインド(社外や目上へ)
「忘れているだろうから思い出させる」という語の成り立ちが、外来語のまま直接届きます。日本語に置き換えれば「念押し」に近く、書面で目上に向ける語ではありません。社外へは「期日が近づいてまいりましたので」「事前のご連絡です」に替えてください。
リマインドの再送を繰り返す
期日を過ぎてから同じ形で送り続けると、期日前の予告と期日後の催促の区別がつかなくなります。区別がつかない連絡は、受け取る側で優先度がつけられません。期日を過ぎた時点で、語も文面も切り替えてください。過ぎた事実、こちらの締切、いつまでに何が必要か、の3点を書けば催促の形になります。
「リマインド」を使った文章を、相手に合わせて直す
このページの内容は、登録も課金もなくすべて読めます。無料枠があるのは下の変換ツールだけです(1日3回・1回 1,000 文字まで)。
事実・数値・日付は書き換えません。入力した文章は当サイトには保存されません。変換は国外(米国)のAI事業者で処理されるため、機密情報の入力はお控えください(プライバシーポリシー)。
直した文章
下書きに見つかった表現
文章を貼って宛先を選ぶと、ここに直した文章が出ます。
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よくある質問
無料で使えますか?
はい。登録もログインも不要で、すぐにお使いいただけます。要約は1日1回、1回あたり5,000文字まで無料です(日本時間の0:00にリセットされます)。参考文献ジェネレーターは回数制限なく何度でも無料でお使いいただけます。クレジットカードの登録は必要ありません。
「リマインド」と「催促」はどう違いますか?
期日をまたいでいるかどうかで分かれます。
期日の前に送るのがリマインド(事前の声かけ)、期日を過ぎてから送るのが催促です。
前者は相手にまだ落ち度がなく、後者は約束が果たされていない状態です。
同じ文面を両方に使うと、遅れている人に「まだ間に合う」と読まれ、
間に合っている人に「責められている」と読まれます。
「リマインド」は社外メールに使えますか?
避けたほうが無難です。外来語であること自体より、
「相手が忘れている」という前提を含む語であることが問題になります。
社外へは「期日が近づいてまいりましたので、あらためてご案内いたします」のように、
期日という事実を理由にした書き方に替えてください。
IT業界など、社外でも日常的に使われている環境であれば通じます。
リマインドはいつ送るのがよいですか?
相手が作業を始めるのに必要な時間から逆算してください。
押印や社内承認が要る提出物なら、期日の3営業日から1週間前です。
会議の出欠のように即答できるものなら、前日で足ります。
前日にしか送らない運用にしていると、期日直前になって「間に合わない」という返事が集中します。
「リマインドさせていただきます」以外の書き出しはありますか?
用件から始めてください。
「9月12日提出の稼働実績について、事前のご連絡です」と書けば、
何の話で、いつが期日で、遅れの指摘ではないことが1行で伝わります。
前置きを丁寧にするより、日付と対象を先に置くほうが読み手には親切です。
相手が忘れていそうなときは、どう書けばよいですか?
忘れているかどうかには触れないでください。
触れた瞬間に、こちらの推測が文面に残ります。
期日と提出物を書き直し、「すでにご対応済みでしたら本メールは行き違いです」と一行添えれば、
忘れていた人には気づきになり、済ませた人には失礼になりません。
一斉配信のリマインドと個別のリマインドは、どちらがよいですか?
段階で使い分けます。
期日の数日前は全員へ一斉に送り、期日の直前は未提出の人にだけ個別に送ってください。
提出済みの人にまで個別で送ると、確認されていないと受け取られます。
個別に切り替えるときは、宛先を一人にしたうえで、その人の状況だけを尋ねる形にします。
長くなったメールを短くする
言い換えで整えたあと、全体が長すぎると感じたら要約AIに通してみてください。要点を残したまま短くできます。登録不要・無料です。